会長あいさつ
全国高等学校進路指導協議会は、「全国の高等学校における進路指導に関する連絡調整・研究協議を行い、教育の充実発展に資すること」を目的として、約50年間、研究活動を継続してきた組織です。
本会の趣旨に賛同する全国の高等学校の教員によって組織され、進路指導に関する情報の交換・連絡調整、進路指導に関する調査研究及び研究発表会・研究協議、関係各種機関との連携等を行っています。
毎年3月には、大学入試改革・就職を取り巻く変化等の社会情勢を理解すること、各学校の研究発表と研究協議によりこれからのキャリア教育の在り方を考えることを目的とした「進路学習セミナー」を開催しています。また、毎年秋には、全国10の各ブロックで実行委員会を組織し、輪番で「全国進学指導研究大会」を開催しています。
進学指導研究員会では、大学入試に関する全国アンケートの調査研究等を、就職指導研究委員会では、高卒者の就職状況に関する全国アンケートの調査研究に基づき厚生労働省・文部科学省との「新規高等学校卒業者就職問題連絡会議」への参加等を、進路学習研究委員会では、進路指導に関する教材開発等を行っています。
これからの社会は、生産年齢人口の減少、グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により、社会構造や雇用環境は大きく、又急速に変化しており、予測が大変困難です。そのような中でも、自己の可能性を最大限に発揮し、より良い社会の創り手となる生徒を育てていくことが、高等学校のキャリア教育で大いに期待されています。
全国高等学校進路指導協議会は、全国の高等学校の教員が一丸となって、日本の未来を担っていく高校生を育てるために、研修研鑽する組織です。
全国高等学校進路指導協議会
会長 吉田 寿美
(東京都立調布北高等学校)